京都大学大学院農学研究科 農学専攻 果樹園芸学研究室

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研究内容

遺伝子組み換えと遺伝子機能評価系の開発

 幼木相が長く,開花結実までに時間を要する果樹の交雑育種には長い年月と莫大な労力を要します.一方,果樹は栄養繁殖作物であるため,既存の優良品種の一部形質のみを改善すればその改良個体を接木や挿し木などの栄養繁殖により増殖してすぐにでも品種として利用することが可能です.また,最近のゲノム研究の進展により果樹の有用形質を支配する遺伝子の候補が多数,同定されてきています.このように果樹の育種や遺伝子機能評価に使える遺伝子組み換え系への需要が高まっています.しかしながら果樹の多くの種では,利用可能な効率的な遺伝子組み換えシステムが確立されていません.そこで当研究室では,ウメやオウトウなどのサクラ属果樹やカキ,ブルーベリーの遺伝子組み換えシステムを確立するための研究を行っています.またアグロバクテリウム法に加えて,ウィルスベクターを用いたVIGSにより,生殖形質関連遺伝子を短期間に評価する手法の開発も試みています.

PDS遺伝子のVIGSにより葉が白化したオウトウ実生(左)と対照実生(右)

参考資料

  • Kawai, T., A. Gonoi, M. Nitta, M. Kaido, N. Yamagishi, N. Yoshikawa, and R. Tao. 2014. Virus-induced gene silencing in apricot (Prunus armeniaca L.) and Japanese apricot (P. mume Siebold & Zucc.) with the Apple Latent Spherical Virus vector system. J. Japan. Soc. Hort. Sci. 83:23-31.
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